今回、コムデックさんが主催するIT活用戦略セミナーに我々Eプレゼンススタッフも参加してきました!
場所は伊勢おかげ横丁のすぐそば!セミナーの前に伊勢うどんを食べて腹ごしらえ。赤福餅も買いました。
外には様々な企業様のブースが設けられており、色々なお話を聞くことができました。
コロナにより二年間開催出来なかったということで、内容もとても充実していて、コムデックさんの意気込みを感じました。
大きな会場では、今回の目玉である三つの講座が開かれます。コロナでこのような光景は久しぶりに見たのでとても新鮮でした。
ファーストコールカンパニーに必要な現代経営の着眼点
最初の講座はタナベ経営の槇本さんによるファーストコールカンパニーになるためのお話でした。
まずファーストコールカンパニーって何?というところから始まったのですが、ファーストコールカンパニーとは「一番最初に声がかかる会社」だそうです。
会社の数はどんどんと減ってきており、10年で100万社程が廃業・買収・倒産をしています。特に近年はその傾向が顕著に現れており、存続できる会社のあり方が重要になってきています。
100年以上続く老舗起業は全体の0.9%で、会社を長く続けていくことがいかに難しいか分かりました。
社会の変化は目まぐるしいです。10年前と今を比べても流行りも全く違うし、人々の興味関心もどんどん変わっています。そんな栄枯盛衰が激しい世の中だからこそ、会社は社会に常に順応していかなければならないとおっしゃっていました。
「会社」は「社会」の影響を必ず受ける。そして一度変化したものは二度と元には戻らない。という言葉がとても心に響きました。
そのうえでDX(デジタルトランスフォーメーション)は会社が残っていく上でとても重要なのだそうです。
以前別の記事でもお話ししましたが、
効率化出来るものはどんどんツールを使って効率化していって、会社にとって重要な商品やサービスに労力を費やした方がいいですよね。
会社が一番輝ける市場を見つけ、正しくセルフブランディングしていくことがとても大事ですが、同時にDXを積極的に取り入れ、いかに社会の変化に柔軟に対応できるか、が長く続く会社になる秘訣だと感じました。
DXの真実と裏側~中小企業が取り組むべきこと~
ふたつ目の講座は船井総研の斉藤さんによるDXについてのお話でした。
DXという言葉を聞く機会も増えてきました。しかし会社によって違う意味で使われていたり、「要するにデジタル化でしょ?」と思ってる人も多いかと思います。
ここでデジタル化、デジタルシフト、DXの意味を再確認しましょう。
デジタル化とは、単純に「アナログをデジタルにすること」です。例えば紙をデータにしたりなどです。
デジタルシフトとは「プロセス改善を伴うデジタル導入」です。小単位でのデジタル化を進め、その先にある変化を見ていくことなのだそうです。デジタル化がDXになるまでの中継地点ともいえるでしょう。
続いてDX(デジタルトランスフォーメーション)は、「デジタルを活用したビジネスモデルの変革」です。デジタルシフトが部分的なデジタル化なのに対し、DXは広義的なデジタル化を進め、人々の生活を豊かにする大きな改革のことです。
DXは日本の中小企業が抱える課題のひとつでもあります。国はDXを推進していますが、制約の多い中小企業では、中々デジタル化にシフトできない現状があります。
そこで、経営者がDXを正しく理解し、その価値を認めることが今必要不可欠なのだそうです。
DXをする主な理由は
①新たなCustomer Experience(顧客体験)の提供
②業績の向上、人時生産性の向上
にあります。
しかし、DXを実践する上での課題もあります。
①全体最適での視点で相談できる人がいない ②デジタル化したシステムやデータが連携していない ③デジタル化を推進する中心人物がいない ④目的が曖昧なまま進めてしまう
これらが合わさった結果、お金や労力を無駄に使ってしまうことになり得ます。
なので、これからDXを進める起業は、目的、目標を明確にし、段階的に細かくプランを考える必要があります。DX化には設計図が必須なのだそうです。この設計図はDXジャーニーマップといい、業務プロセスに沿って導入すべきデジタルツールを把握したり、負うべきKPI(重要業績評価指標)を明確にするのに役立ちます。
テクノロジーのトレンドを理解し、自社に一番合うツールを使えるようになると作業ももっと効率的に進めることができるようになります。
いま中小企業に必要なIT活用とは
三つ目の講座はコムデックの生田さんによる新しいツールとその主な活用方法をご伝授いただきました。
ICTという言葉を聞く機会が増えてきました。ICTとは情報通信技術の略で、IT(Information Technology)にインターネットを介した通信(Communication)が追加されたものです。
コロナ渦で変化した働き方をより効率的に生産性の高いものにするために生まれたICTツールがたくさんあります。
今までメールが主流だった社内・社外のコミュニケーションツールをチャットに移行するだけでも見落としや返信が来るまでの時間が軽減されます。
他にも請求書を簡単に作成できるツールだったり、企業に特化したクラウドサービスなど、自社に合う作業効率化ツールを巧みに使って、無駄な作業や面倒くさいタスクから解放されちゃいましょう!
生田さんの講演では、社内の情報格差を無くすために心がけているお話が聞けて、目から鱗でした!