三重県さんが、スタートアップエコシステムを構築するための事業の一環として、これからの三重県を担う県内の高校生に創業を身近に感じていただき、創業に対する関心を促すことで将来の起業家の育成を目的とした「みえ創業チャレンジスクール 」を実施しておられます。その一貫として、三重県立伊賀白鳳高等学校様にて講座をさせていただきました。
概要
これから就職や大学で、社会に出ていく生徒さんたちに、先輩として創業や起業に関することだけではなく、下記のタイトルでお話をさせていただきました。
「人生100年時代を生き抜くために、学生時代にできること」
日時:2023年9月26日(火)13:35~15:00
対象:三重県立伊賀白鳳高校様 経営科 2 学年 ・3学年 生徒 68名
持ち物:パソコン又はタブレット、筆記用具
スタイル:講義&となりの人との相談タイムあり
講師:株式会社Eプレゼンス 代表取締役 川北睦子
内容
- アイスブレイク
- 何のために生きているのか?
- リーダーシップについて
- 今の「日本のAI事情」について(検索&発表タイム)
- 学生時代にできること
- 自分を知るためのワークショップ
- 検索チャレンジ2問
- 人生100年時代
- アンケートフォーム入力
講座終了アンケート結果
※アンケートは必須ではなく、「おすすめ本」「当日の資料ダウンロード」希望の方に、ご協力いただいています。
今日の講座の中で、印象に残っていることを教えてください。
- 仕事以前に生きる上で必要なことを複数個得られたので非常にいい機会になった。
- 自分はどのような感じに幸せになりたいのかとか、周りの人はどのような感じなのかなど、色々考える切っ掛けになったと思います。
- 大人になると失敗を恥ずかしがって余計挑戦できないと思うから、今まだ学生で恥ずかしいけど思い出になると思うから今のうちにたくさんチャレンジする
- 自分のしてみたい職業が田舎には仕事にならないと母に言われて諦めましたが、都会方面に出て自分の好きな仕事をしたいと改めて思いました。
- 自分のことについて簡単に知れることがすごいなと思った。自分が実はどこに興味があってどんなことをしていきたいのかがこれから必要なんだなと思った。人生100年世代の本の時にもあったように、マルチステージになっていくので、自分のやりたいことについて深く考えすぎずに簡単にまずはやってみようと思った。
- 周りに起業している人がいなかったので話を聞くことができてよかった。人を幸せにするためにはまず自分が幸せになることが大切なんだと思いました。基本的欲求の五つについて知ることができて、自分の予想とは違うことがたくさんあると思った。自分が必要としているものを満たせるようにしたいと思った。やりたいと思うことは高校生の間に後悔しないようにやろうと思った。
- もっと自分のことを考えてやりたいことをやって失敗したら立ち直ってまた挑戦しようと思いました。自分のやりたいことをやらないと人生もったいないと思いました。自分の中で出せてなかった答えを、少しわかりました。
その他のコメントは、下記のレポートより
研修を終えてみて
三重県さんの「 みえ創業チャレンジスクール 」でお話をさせていただくのは、3回目です。前回はコロナ前、そして次がコロナ禍だったのでオンラインでの開催でした。今回はリアルでの開催ということで、とても楽しみに伺いました。
今回は、初めてのことが2つあったそうです。外部から講師を迎えて講座をすること、そして2年生と3年生の合同授業自体が初めてとのことでした。生徒さんたちも緊張しているかもしれないという先生のお話でしたら、教室に入っていくと元気に挨拶をしてくれて一安心。
ちゃんと私の質問に答えてくれる男子もいて、楽しく進めることができました。パソコンを使って検索してもらったり、それをまとめて発表してもらったり。自分を知るワークショップを行い、お隣の人と見せ合いっこいしたりしていただきました。
コロナ前との大きな違いを体感
コロナ前、学生に「日本のITは進んでいると思いますか?」と聞くと、ほとんどの子どもが進んでいると答えていました。そして、調べてもらうとそうではないとわかる…。ですが、今回の子どもたちは、日本は遅れていると認識していたのです。
今、デジタル技術は本当に進歩しています。それを肌で感じている若者は、もっと日本も「頑張ってほしい」という感想でした。
そこで!
ちょっと待ってね!と。
「あなた達が、自分で作るんですよ!
首相や政治家が、大人たちが頑張っても無理なんですよ
今からAIの技術者になったらひっぱりだこですね」
と話すと、子どもたちの表情が変わりました。
リーダーシップというのは、リーダーだけ必要なものではなく、自分を活かすためには、自分自身へのリーダーシップを持っている必要があるんですよ~とお話させていただくと、伝わった人もいたようです。
そのための第一歩として「自分」を知りましょう!という楽しいワークショップは大盛り上がり。意外な結果が多かったようで、新しい自分に気づけた人もいたようです。
若者たちは、肌感覚で「今」を感じていることは、心強いなぁと思いました。大人よりも、子どもたちにもっと意見を聞きたくなりました。
今回、若い人たちと関われる貴重な時間をいただきました。三重県さん、ありがとうございました!いろんな意見をいただき、こちらが勇気をいただきました。すべてのコメントは下記より。
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