こんにちは。当コラムの担当、ディレクターの辛口Yです。
今回は、前回にひき続き「社長の実験台になる」ってどういうこと?
を少しご説明したいと思います。
実験台にかかった先輩たち
弊社にはディレクターの2名だけでなく、パートや外注を含め計10名のメンバーが働いています。その職種は、Webコンサルタント、プログラマー、SE、デザイナー、ライター、イラストレーター、キャリアカウンセラー等々。皆、高い専門性をもった女性ばかり。
しかし、全員がもともと、その分野の成功者だった訳ではありません。
多くは弊社に入ってから、経験と実績を積み、可能性を拡げてきた人ばかりです。
たとえばウチの看板コーダーO女史は、WordPressの達人。夜を徹して完璧なコードを書き上げる“神的な手”をもった人です。が、もともと彼女の経歴は、スポーツウェアパタンナーなどアパレル関係。CADに出会ったことでパソコンとホームページの魅力に獲りつかれます。
もともと、編み物や針仕事など根気のいる作業が“好き”で、凝り性という特性もあったことでしょう。以来、コーダーを目指して独学でホームページ制作のスキルを習得してきました。
そんなゼロからスタートだった彼女へチャンスを与えた?無茶ぶりした?のが、弊社のカリスマ&変人社長。
普通だったら名のあるWeb会社でコーダーとして経験を積んだ人を採用しますよね?
でもウチの社長は、「キャリアや実績」より、その人の「特性に合っているか?」を重視します。
“出来上がった才能”より、“これから目覚める才能”に賭ける!という感じでしょうか。
それは中小企業だからこそ身につけた「サバイバル力」=「動物的直感」そのもの。
そして、その「動物的直感」が、本当に個人の特性に合っているか検証するための実験も行っているのもポイント。
本人の特性を検証する
ウチでは全員に「欲求診断」と「ストレング・スファインダー」というチェックを受けてもらっています。
「欲求診断」とは、「愛・所属の欲求」「力・価値の欲求」「自由の欲求」「楽しみの欲求」「生存の欲求」の5つの欲求を知り、生きる上で潜在的に大切にしていることを知るツールです。
※「人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論」渡辺奈都子 (著)内の『欲求のプロフィール・チェックリスト』を使用
また、「ストレングス・ファインダー」は、本人の強みを「見える化」してくれるツール。コミュニケーションや競争性、責任感、ポジティブなど34種類の強みのうちから、5つの強みを見出します。
※「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0」トム・ラス (著)を使用
弊社では、このような本人の特性と仕事内容がマッチしていることが、「自ら主体的に」「伸び伸びと」能力を発揮する上でとても重要だと考えています。だから、それらのテスト結果をもとに、それぞれの特性に合った仕事をお願いするように配慮しています。
実験台にかかることはチャレンジの連続
私もいま思えば、前職に関係する仕事も、まったく関係のない仕事も社長の「YOU、やってみるかい?」みたいな一振りでチャレンジして(させられて?)きました。
今でも、毎度、毎度、初めてぶち当たる仕事に「ひえ~っ(驚)」となることも多々・・・
そのストレスに耐え切れずにドロップアウトしてしまう人も実際問題います。
が、私の場合、ストレスよりも「面白そう!」「やってみたい!」が先に来るんですよね(;^_^Aやはり、それは自分の特性にあった仕事を与えられているからではないか??と。
ただ単純にバカなのかもしれませんが!?
ただ、O女史のような事例を間近で何人も見ていると、
「私だけ諦めるのは勿体ない」
「社長の直感を信じたい」
「私もああいう風に変わりたい」
・・・と切に思う次第です。
新たな実験台登場か?!新入りディレクターのご紹介
さてさて、話は変わりますが、先月より弊社に新しいディレクターが入りました!
見た目も名前も白鳥のように麗しい、才女S氏です。キャリアカウンセリング担当。
彼女はもともと百貨店に長く勤めた経験をもち、結婚後、子育てしながら勉強してキャリアカウンセラー資格を取得。そして転勤族のご主人に付添いながら、10年かけてキャリアカウンセラーとして再スタートした大変な努力家です。
彼女が今月末、東京で開かれる三重県主催の移住イベント『三重の暮らしの見本市』で「三重で女性が働くことについて」のセミナー講師を担当することが決定しました!もちろん、社長から突然の指令です(汗。
研修講師などの経験はある彼女ですが、自分の体験を話すのは初めての経験のようです。しかし、三重に移住して再就職まで果たした彼女の特性にまさにピッタリ!キャリアコンサルタントでもありますし!
とても大きなチャレンジではありますが、本人は泣き言も言わずに頑張っています。
私も同行することになりましたので、結果はまた、どこかでご報告しますね。
ぜひ新たな実験・・・もとい、新しいディレクターの活躍にご期待ください!