2020年度、三重県さんに初めて女性起業家に特化した応援事業を実施していだくことができました。その感想を手短に。
女性起業家支援は男性と違う「仕組み」が必要だけれど、評価基準は変える必要はない。
女性の起業の一番大きな特徴は、事業規模が小さいこと。そうなる理由は様々です。それはそれまでのビジネス経験が少なかったり、視野が狭い傾向があり、また人脈がまだ構築できていないなど、様々な原因はあります。
ただ、一番の原因は「事業を拡大していくことを目指していない」ことにあります。私自身もそう。
ですが、それはすべての女性に当てはまるわけでもなく、大きなところを目指す女性もいる。要は、本人の「意思」。
ただ、言えることが一つある。秘めているポテンシャルは未知数だということ。そのポテンシャルを引き出すことが「支援」。その引き出し方が、男性とは違うということ。
女性起業支援は「評価を甘くすること」ではなくて、ステップを小さくすること。
小学生や中学生、高校生や大学生に対する創業・起業の支援の仕方が大人の男性と違うように、ビジネス経験が少ない女性に対する支援は最初のスタートが違う。そうして、一つ一つのステップの大きさが違うのだと考えています。
これまでの男性社会の中で見過ごされてきた、地域の課題を解決するアイデアが生まれるかもしれない「女性の起業」。
人口減少が続く地方都市では、女性たちの力が求められています。しかし、女性活躍推進が進まない。なぜか?
なぜ、そんな中、ある女性は「起業」を選択するのか?
そこには明らかに、男性とは違う「起業の目的」があります。話が長くなりそうです。今日はこのあたりで・・・・。
三重県さんに、深く、深く感謝をしています。
弊社が2016年からずっと運営をさせていただいてきた四日市市女性起業家支援事業「ウーマン起業塾よっかいち」は受講生が100名を超えました。その事業を通して、「創業・起業支援」に関しては、女性に合わせた支援が必要だと感じてきたこともあり、とてもうれしい事業でした。
このプロポーザルが三重県から公示され、2019年9月に立ち上げた三重県女性起業家・起業家プラットフォーム【wiz:】で、企画書を作り提出しました。
受託元は、wiz:の共同運営者であるMie女性起業支援室を運営されているサイバー・ネット・コミュニケーションズ株式会社さん。wiz:が運営をさせていただくことになりました。
当日の様子は下記のYouTube動画にてご覧いただけます。ぜひ、是非、ファイナリスト6名のピッチをご覧ください。オーディエンス企業のコメントをお聞きください。
女性のチームでZoom配信&YouTubeライブ配信に臨んだ舞台裏
下記の写真はリハーサル風景です。ここには映っていないメンバーを含め、11名の女性+男性1名のチームで今回のイベントに挑みました。
機器の設置から配線、当日の切り替えなどもすべて自分たちで行いました。各自パソコンを2、3台を操り進行します。オンラインイベントでは、環境によって不具合が起こりやすいため、入念に入念に、準備をして挑みました。
会場の音声がライブ配信に入るといけないため、ファイナリストたちも、各自パソコンとBluetoothのイヤホン、連絡用のスマホを持参いただきました。
共感賞の投票システムが、うまく作動せず、オンラインで視聴いただいていた皆さんに、大変ご迷惑をおかけいたしました。そこだけが心の残りでなりませんが、それ以外は滞りなく予定通りに進めることができました。
それはひとえに、ピッチ時間5分を守ってくださったファイナリスト、コメントいただいたオーディエンス企業の皆様、そうして、基調講演でお話いただいた三重県出身の素晴らしい女性起業家のロールモデルのお二人のおかげです。
スタッフ一同、終わってからの安ど感と言ったらありませんでした。ライブ配信のみ事業者さんにお願いをしましたが、それ以外はwiz:のメンバーたちで仕上げたイベント。実は、これ自体にも意味があったのではないかと感じています。
女性はITが苦手?そんな時代はもう昔かもしれません。
リハーサルのリハーサルの時、黒一点の事業者さんに「みなさんのITリテラシーの高さに驚きました!」と言っていただけて、メンバー全員、すごく喜ぶと共に、少しだけ本番に挑む自信をいただきました。
他にもいろんな面で、「女性の方が変化に対応できて、柔軟性がある」そう言っていただける男性の起業家の皆さんたちに支えていただいています。これからも、女性起業家たちのポテンシャルを最大化できる仕組みづくりに挑みたいと思います。ぜひ、興味がある方はお声がけください。
って、実はこの仕組みって、女性だけでなく、学生や子ども、若者などにも対応できるものかもしれません。
って、結局長くなってしまいました。。。。すみません。今日はこの辺で。